昨日は、月経教室を開催しました。
新5年生、新6年生の母娘が参加してくださいました。
この教室は、月経の説明や、月経の時のセルフケアの方法をお伝えするのはもちろんですが、まずは「いのちのお話し」から。
いのちのはじまりから、誕生に至るまでの過程を知り、自分自身の生まれてきた力、女性の力の素晴らしさを感じてもらいました。
「自分ってすごい!いのちってすごい!」「自分は大切にされた存在!」
という気持ちなくして、「月経が楽しみ!」「いのちをつなげていくかもしれない自分を今から大切にしたい」とは思えないと思うからです。
名称や機能を知るだけでは、からだを大切にしたいという想いには繋がりにくいのではないでしょうか?
今日、参加してくださったみなさんには、偶然、共通点がいくつかありました。
ひとつは「吹田市民」ということ。
市によって、性教育に関しての考え方が違うのですが、吹田市はどちらかというと、あまり積極的ではないので、学校ではほとんど教えてもらっていないということでした。今回初めて聞く内容だったようで、子どもたちに今日お話しできたことはとても意味があったと思います。
もうひとつは全員「長女」。
お母さんへの一言注文で、「下の子がやったことでも、自分のせいにされ怒られる」
「私のはなしを聞く前に怒る」など、
母親の「理不尽に怒られる(笑)」ことの注文がほとんどで、「月経のときの感情の変化」に関連付けてお話しすることができました。
お母さんが、イライラしたり、すぐ怒ったりする時は「ママ、ひょっとして生理?しんどかったら、ゆっくり休んでね」と気遣ってあげたり、
お母さんも「今、生理なの。イライラしてごめんね」などと話すことで、女性同士の連帯感も深まり、母娘ならではの絆も強まるのではないかと思います。
母娘、女性同士とはいえ、なかなか性についてお話しする機会はないと思いますが、今日がそのきっかけになってもらえたらなと思います。
〜〜いただいた感想です〜〜
◆お母さまから
*娘の体が変化してきているところで、タイミングよく、月経のお話を聞けてとてもよかったです。
私も忘れていることもあったので、とても役に立つと思いました。
*話しを聴いている中で、出産時や妊娠した頃のことを思い出しました。
自分を含めて改めて女性の身体(自分の身体)を大切にしないといけないなと実感しました。
*娘の思春期と生理による精神の不安定さにつきあえるか不安でしたが、誕生のしくみを思い出すことで、共に穏やかな毎日が過ごせるよう頑張れそうです。
*急に家でふたりで話しをといっても、どこからどう話しをしたらよいかわからなかったので、今日の機会はとてもよかったです。
*今まで、月経の話しや性のはなしをする機会というのはほとんどないので「女性」としての仲間意識が芽生え、親子という関係を越えて、女性としての新鮮な関係になれるような気がします。
◆娘さんから
*あかちゃんのために、フワフワのベットを作れるように準備して、その血液が月経ということを初めてしれてよかったです。
*生理になるのが、全然わからなかったけど、いろんなお話しを聞けて、不安が軽くなった。
*あかちゃんの生まれ方や生理についての良いことがわかった。
自分の体もこんな風になっているとはびっくりしました。
生理は怖いな〜と思っていたけど、安心しました。
*生理に早くなりたいと思いました。
今日のお話しは、生理になったら役立つと思いました。知ってよかったと思いました。
次回は夏休みの予定です。
詳細決まりましたら、またお知らせいたします。