3/26,4/2は、月経教室を開催しました。新4年生から新6年生の母娘が参加してくださいました。
月経のお話しをする前に、まずは「いのちのお話し」からスタート。
いのちのはじまりから、誕生に至るまでの過程を知り、自分自身の生まれてきた力、女性の産む力の素晴らしさを感じてもらいました。
また受精、妊娠、出産を科学的に理解することで、この後にお話しする月経のメカニズムも理解しやすくなります。
そして、「大切につながってきた自分のいのち」を、「次の時代につなげていける力がついてきた自分のからだ」を大切にしたいと感じてくれたのではないでしょうか。
この気持ちがあれば、「月経が楽しみ!」とワクワクと待ってもらえると思います。
その後、グループワークとして他の母娘とグループを作り、月経の時の過ごし方を具体的に話し合ったり、ナプキンの付け方や処理の仕方なども実物を使いながら練習しました。
今回からは実際にナプキンやタンポンの吸収力を知るための実験も。
初めて生理用品を見る子どもたちも、実際に手に取ることにより、少し不安が和らいだようでした。
この時期の子どもは、自分の親の話しより他のおとなの話しの方が素直に聞けることも多いです。お互いのお母さんが先生になってくれて、より理解できたのではないでしょうか。
母娘、女性同士とはいえ、なかなか性についてお話しする機会はないと思いますが、今日がその良いきっかけになり、また女性同士チームを組んで、お互いにいたわりあう関係も築くことができればいいなと思います。
~~~~~~感想です~~~~~
◆娘さんから
*わたしは生理のとき、どうすればいいのかとか、おふろに入っていいかなど教えてくれて安心しました。
*わたしは最近、生理のことが気になっていました。
あかちゃんのことや、生理のことがわかり安心しました。
*からだのいろんなことがしれてよかった。
実験もして楽しく受けれて良かった。
*月経の良いところや、すごしかたもわかってよかった。
*月経になることは、はずかしがらなくていいと思った。
◆お母さまから
*同じ女性だからこそ、自分の口で伝えたいと思いつつ、知識不足や照れなどて、今まで実現できませんでした。
今日このような機会を作ってくださって感謝しています。
これをきっかけに娘と気軽に月経の話ができるような気がします。
自分が子どもの頃にもこんな場があったら良かったのにと思いました。
*月経のはなしだけではなく、いのちの大切さ、性行為、性犯罪のことにまで触れていただき感謝しています。親が言うと「はいはい…」という感じになるので。
自分自身、日本での遅れている性教育しか受けていなかったので、たいへん貴重でありがたかったです。
*生理に対して、漠然とした不安しかなかったので、「いのちをつなぐ」という目的がはっきり示されると、前向きになれる気がします。
*おなかの中にいた時のこと、生まれた日のことを思い出してジーンときました。
月経のことだけでなく、妊娠のこと、プライベートゾーンのこと、スマホのことなども、直接伝えてもらえて良かったです。
*あまり乗り気でなかった娘ですが、自分でメモしたり、生理用品にさわってみたりする様子が見られてよかったです。
特にグループワークでは、他の親子の話しを聞けたり、一緒にワイワイと実験できて、とてもよい経験になりました。
私自身も女性に生まれて良かったと思える時間でした。
たくさんの感想をありがとうございました。
10年以上前、病院で働いていた時に出会った親子や、母乳相談に来てくれていた親子のご参加が増えてきて、再会がとても嬉しいです!
あかちゃんの時の面影を残しつつ女性らしさも備わって、10年経ったんだなと感慨深いです。
今度はあなたたちがママになる時に再会したいな。
10年後?20年後?私いったい何才だ?
それまで元気でいられるようにしないとね。
次回の月経教室は夏休みの日曜日の予定です。
またご参加お待ちしております。
6月には男の子のママ向けの講座「男の子を学ぼう」を開催予定です。
近々、募集開始のご案内をいたします。