3/27・4/3 月経教室を開催しました。
新4年生から新6年生の母娘が参加してくださいました。
月経のお話しをする前に、まずは「いのちのお話し」からスタート。
受精、妊娠、出産を科学的に理解することで、この後にお話しする月経のメカニズムも理解しやすくなるからです。
しかし、名称や機能を科学的に知ることだけでは、からだを大切にしたい、成長が楽しみという想いには繋がりにくいのではないでしょうか?
受精、妊娠、出産を科学的な視点からだけではなく、自分自身の生まれてきた力、女性の産む力の素晴らしさを感じてもらえるようなお話をしています。
そうすることで「自分ってすごい!いのちってすごい!」「自分は大切にされた存在!」と気づき、「大切につながってきた自分のいのち」を、「次の時代につなげていける力がついてきた自分のからだ」を大切にしたいと感じてくれるのではないでしょうか。
この気持ちがあれば、「月経が楽しみ!」とワクワクと待ってもらえると思います。
その後、グループワークとして他の母娘とグループを作り、月経の時の過ごし方を具体的に話し合ったり、ナプキンの付け方や処理の仕方なども実物を使いながら練習しました。
初めて生理用品を見る子どもたちも、実際に手に取ることにより、少し不安が和らいだようでした。
この時期の子どもは、自分の親の話しより他のおとなの話しの方が素直に聞けることも多いです。お互いのお母さんが先生になってくれて、より理解できたのではないでしょうか。
母娘、女性同士とはいえ、なかなか性についてお話しする機会はないと思いますが、今日がその良いきっかけになり、また女性同士チームを組んで、お互いにいたわりあう関係も築くことができればいいなと思います。
〜〜いただいた感想です〜〜
◆娘さんから
*まだ初経をむかえていないので、とても勉強になりました。
ナプキンじたいは知っていたけど、つけかたやしょりのしかたなどはしらなかったので良い体けんになりました。タンポンもはじめてしりました。
*なにがどこにあるのか、とてもくわしくて分かりやすかったです。
初経はこわがらなくていいことで、なるほど~となりました。
あかちゃんは生まれてくるとき、いろいろ角度をかえながら外へ出ているんだとしりおどろきました。
かしこいな~
*私は学校のほけんの先生にちょっと教えてもらっただけだったので、今日のお話を聞けてとってもあんしんしました。
*学校のほけんのじゅ業より何倍もくわしくてわかりやすかったです。
そして最後に自分への手紙を書いたのがおもしろかったです。
*月経のことがよくわかりました。
2~3年後、今日聞いたことを知っているから楽になっていると思います。
しょうらいの役にたつと思います。
来てよかったと思いました。
◆お母さまから
*生理に対してネガティブなイメージしかありませんでしたが、
「いのちをつなぐ」という言葉をきいてその大切さを学べました。
なかなか家ではどう伝えていいのかわからないことを的確におしえてくださり感謝です。
*こどもにとっては「血」はなんだか痛くて怖いというイメージだったけど、
「おとなスイッチ」というはじめて聞く言葉で前向きに月経の話しを聞くことができました。
お互いに手紙も書いて、その日がとても楽しみです。
*恥ずかしがりやの娘なので、家庭で話しをしてもちゃんと聞いてくれるか不安でした。
月経のことだけでなく、いのちがつながっていて、つながっていく子宮を自分を持っているということを学べたことが、娘にとってとても良い機会になったと思います。
*自分が経験していることではあるけれど、なかなか説明の難しい内容で・・・
からだの大切さ、いのちの尊さ、実用的なナプキンの使い方など、明るく楽しい雰囲気で勉強できました。
たくさんの感想をありがとうございました。
子どもたちの感想がかわいいですよね!
今回もあっという間に満席になり、参加できなかった方も多く申し訳ありませんでした。
次回はコロナ次第ですが、夏休み期間中の日曜日に開催できればと思っています。
お楽しみに!